認定特定非営利活動法人クラブネッツ

クラブネッツとは

ご挨拶

クラブネッツは2014年、創設15年目を迎えます。
これまでの15年間、けっして法人運営は、順風満帆ではありませんでした。そんなクラブネッツを長きにわたり、ご支援とご理解をいただいた関係皆様に心より御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
15年目の節目の年を迎え、さらなる日本スポーツ界の飛躍のために、クラブネッツでは理事長声明として、「今後の総合型クラブ政策に関する問題提起」を発表しました。ここで掲げた目標に向かって、一歩ずつ着実に事業を展開したいと思います。
どうか引き続き、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

理事長 黒須 充

今後の総合型クラブ政策に関する問題提起 ~クラブのネットワークは∞(無限大)~

1.総合型クラブの「格差」是正

「各市町村において少なくとも一つの総合型クラブを育成する」という政策目標は、総合型クラブの量的な拡大に貢献したが、中には、具体的なビジョンや中長期のプランを描けないままクラブの設立を急いだケース(横並び意識、画一的なクラブ)も少なくない。運営力基盤の安定しているリーディングクラブを育てつつ、経営基盤の脆弱なクラブを見守り、育てていく視点も大切である。
→ 総合型クラブが単独で成長発展していくパターンではなく、市町村など身近なクラブ同士が力を合わせ、相互交流を重ねることによって、クラブがクラブを育てる土壌づくり

2.中間支援組織の育成

あるエリア内のクラブ間ネットワークを促進し、それらのクラブの成長・発展を側面からサポート・支援する中間支援組織を育てる。現在、47都道府県に設置されている総合型クラブ連絡協議会やSC全国ネットワークといった中間支援組織の法人化は急務である。
→ クラブの創設から運営までを総合的にアドバイスする人材(プロ職人としてのクラブアドバイザー)の力量が問われてくる。

3.投入額に見合う費用対効果の指標化

総合型地域スポーツクラブ育成に係わる国(平成7年度~25年度)、スポーツ振興くじ(平成14年度~25年度)、都道府県・市区町村(平成7年度~25年度)の投入予算額の合計は、少なく見積もっても350億円を超えている。総合型クラブ事業が、こうした巨額の財政投資に見合った効果をあげているかどうかに、客観的な数値で答えなければならない。
→ 今後の公的支援のあり方や費用対効果の指標化など、科学的根拠(エビデンス)に基づく政策提言集団、いわゆる「シンクタンク」が必要である。

4.「新しい公共」を担う総合型クラブ(公益性と事業性の両立)

「新しい公共」とは、活動の便益がサービスを直接受ける人に限定されることなく、広く地域社会全体に及ぶことである。今後、総合型クラブが目指していくのは、公共分野を支える新たな担い手となることである。
→ 総合型クラブが呼び掛け人となり、スポーツ推進委員やスポーツ関係団体、学校関係者や行政担当者等と緊密に連携・協力しながら、地域スポーツ推進の窓口を一元化するワンストップモデル事業を実施する。

5.ゲノッセンシャフト(Genossenschaft)

村落共同体では排他的になりすぎる。利益共同体のみでは冷たすぎる。その中間にスポーツや文化によって結びつく、もう一つの協働体を育てる。
→ 総合型クラブは、単に地域住民の運動・スポーツ活動を促進するだけが目的ではない。スポーツを通して築いた人と人のつながりや助け合いの関係を身近な日常生活圏で生み出す地域組織として、その社会的意義が再評価されつつある。

6.地方スポーツ推進計画(仮称)

平成24年3月、文部科学省は「スポーツ基本計画」を公表し、①地方公共団体は、その地域の実情に即したスポーツの推進に関する計画を策定すること、②策定に当たっては市民参画が必須条件であること、③市民と行政が対等の立場で立案することを求めており、今後、全国の市区町村で「地域スホーツ推進計画(仮称)」の策定準備か進むことが予想される。
→ 計画書というプロダクト(plan)作成のみに終始するのではなく、計画を作成するプロセス(planning)を重視することが大切である。ラウンドテーブル(円卓会議)やワールド・カフェ(人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできるカフェ)の開催を呼びかけ、「公共性」と「住民自治」の必要性について意見交換するプロセスが大切である。

7.持続可能な社会(サステナブル・ソサイエティ)に向けて

今後、将来世代のための持続可能な社会をつくるために、スポーツは、その文化資本(capital culture) としての機能を十二分に発揮し、人々が豊かに生きる必須要素として、また人類の普遍的な文化として位置づけられなければならない。
→ 総合型クラブが備えるべき5つの要素
  • ①地域コミュニティ主体でスポーツを推進する体制を整えること
  • ②ネットワークをコーディネートする専門的な人材を配置するくこと
  • ③ネットワークの拠点となる事務所(ビューロー)を設置すること
  • ④学校や企業、行政等と多様なパートナーシップを構築すること
  • ⑤スポーツを通じてソーシャル・キャピタルを構築すること

沿革

1997 12月7日 黒須充・水上博司「クラブネット」構想
1998 4月9日 ニュースレター「クラブネット」作成作業スタート
  4月30日 「クラブネット」から「クラブネッツ」へ名称変更
  5月22日 クラブネッツニュースレター第1号発刊
  8月10日 「広げよう!総合型地域スポーツクラブのつくり方」連載スタート
  8月12日 クラブネッツニュースレター第2号発刊
  11月1日 福島県郡山市「生涯スポーツフォーラム」共催
  11月15日 愛知県半田市「子どもDOスポーツ国際フォーラム」共催
  12月10日 クラブネッツニュースレター第3号発刊
1999 2月4日 クラブネッツNPO法人化発起人会開催
  2月10日 クラブネッツニュースレター第4号発刊
  5月15日 第1回クラブネッツセミナー開催(東京都)
  7月7日 NPO法人クラブネッツ発足
  8月12日 NPO法人クラブネッツクラブネッツニュースレター第5号発刊
  12月5日 NPO法人クラブネッツ設立総会
2000 1月1日 NPO法人クラブネッツ公式webサイト開設
  2月1日 NPO法人クラブネッツクラブネッツニュースレター第6号発刊
  2月10日 日本スポーツクラブ協会発行「総合型地域スポーツクラブ」漫画No.1発行
  4月1日 NPO法人クラブネッツクラブネッツニュースレター第7号発刊
  5月20日 第2回NPO法人クラブネッツセミナー開催(大阪府)
  10月30日 NPO法人クラブネッツ公開型メーリングリスト開設
  11月25日 「第21回みんなのスポーツ全国研究会東京大会」共催
  12月13日 NPO法人クラブネッツ公式webサイトリニューアル
2001 5月5日 Jリーグ川淵チェアマン特別顧問就任
  5月19日 第3回NPO法人クラブネッツセミナー開催(富山県)
  5月26日 「21世紀スポーツクラブシンポジウム」主催
  8月4日 全国NPOフォーラム2001東海会議 分科会「スポーツとNPO」共催
  10月26日~28日 埼玉県クラブマネージャー養成講習会 協力
  11月15日 スポーツNPO法人に関する調査報告発刊(SSF笹川スポーツ財団事業受託)
2002 3月10日 第1回スポーツNPOサミット in KOBE 共催
  8月3日 夏の勉強会&オフ会開催 「toto助成・申請報告会」
  11月2日 第2回スポーツNPOサミット東京 共催
  11月20日 「ジグソーパズルで考える総合型地域スポーツクラブ」NPO法人クラブネッツ監修(大修館書店より発刊)
2003 2月14日~16日 21世紀のコミュニティ・スポーツクラブとクラブライフの振興に関する国際シンポジウム 協力
  11月10日~11日 第5回スポーツクラブセミナー 後援
  11月13日 クラブネッツメールマガジン「クラブライフ百景」創刊号
  11月27日 クラブネッツメールマガジン「クラブライフ百景」第2号
  11月29日~30日 第5回日本生涯スポーツ学会 協力
  12月18日 クラブネッツメールマガジン「クラブライフ百景」第3号
2004 1月14日 クラブネッツメールマガジン「クラブライフ百景」第4号
  2月4日 クラブネッツメールマガジン「クラブライフ百景」第5号
  2月13日 クラブネッツメールマガジン「クラブライフ百景」第6号
  2月20日 My Town Club  2004発刊 (全国の総合型地域スポーツクラブのDB)
  2月25日 クラブネッツメールマガジン「クラブライフ百景」第7号
  6月10日 第4回スポーツNPOサミット東京ミーティング 共催
  7月10日 東京都スポーツクラブづくりシンポジウム
  7月27日 第4回スポーツNPOサミット東京ミーティング 共催
  11月23日 クラブネッツ・朝日新聞スポーツライフシンポジウム開催
2005 2月11日 世論形成・政策提言シナリオWG開催
  8月27日 クラブサミット助成事業 クラブサミット in かほく
  9月24日~25日 みんなのスポーツ全国研究大会 in 神宮
  10月10日 クラブネッツ・朝日新聞スポーツライフシンポジウム2005開催
  11月19日 第5回スポーツNPOサミット東京 共催
  11月20日 My Town Club  2005 vol2発行
  12月17日 クラブサミット助成事業 関東クラブサミットin 埼玉
2006 5月28日 クラブネッツ・朝日新聞スポーツライフシンポジウム2006開催
  5月25日、26日 第1回全国スポーツクラブ会議 神戸大会 共催
2007 5月24日、25日 第2回全国スポーツクラブ会議 掛川大会 共催
ネッツバーを開催
2008 5月23日、24日 第3回全国スポーツクラブ会議 射水大会 共催
ネッツバーを開催
2009 5月 ネッツバーを開催
2010 2月26日、27日 第4回全国スポーツクラブ会議 宮崎大会 共催
2011 5月 第5回全国スポーツクラブ会議 標津大会 共催
  6月1日 子どものスポーツ支援プロジェクト スタート
2012 4月~12月 クラブネッツフューチャーズミーティング開催
  5月 第6回全国スポーツクラブ会議 田辺大会 共催
2013 3月 NPO法人クラブネッツクラブネッツニュースレター第8号発刊
  5月 第7回 全国スポーツクラブ会議 村上大会 共催
NPO法人クラブネッツクラブネッツニュースレター第9号発刊
  7月 NPO法人クラブネッツクラブネッツニュースレター第10号発刊
  8月 第1回全日本小中学生ダンスコンクール 協力
  9月 認定NPO法人取得申請
第1回総合型クラブ組織基盤強化セミナー福岡県会場開催(スポーツ振興くじ助成事業)
  10月 第1回総合型クラブ組織基盤強化セミナー北海道会場開催(スポーツ振興くじ助成事業)
第1回総合型クラブ組織基盤強化セミナー石川県会場開催(スポーツ振興くじ助成事業)
2014 2月 福島県より認定NPO法人を取得
「ドイツに学ぶ地方自治体のスポーツ政策とクラブ」発刊(創文企画)
  3月 NPO法人クラブネッツクラブネッツニュースレター第11号発刊
「スポーツ・コモンズ-総合型地域スポーツクラブの近未来像」発刊(創文企画)
クラブネッツセミナー「総合型地域スポーツクラブの自主・自立を目指して」愛知県会場開催(スポーツ振興くじ助成事業)
ドイツと日本におけるスポーツクラブの未来セミナー開催(スポーツ振興くじ助成事業)
  5月 第8回 全国スポーツクラブ会議 南相馬大会 共催
ブックレットシリーズ①認定スポーツNPO2013発刊
ブックレットシリーズ②ドイツと日本におけるスポーツクラブの未来セミナー報告発刊
  8月 第2回全日本小中学生ダンスコンクール 協力